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2006年 06月 19日
私が勝手に「ザ・下町」と思い込んでいる門前仲町を歩いてみることにしました。
梅雨の中休みといった、薄日の差した休日。久しぶりにウォーキングができると思うと、うきうきわくわく。足も弾みます。 駅にある地図を見ると、ここには「富岡八幡宮」という大きな神社があることがわかり、さっそくそこまで歩いてみることにしました。 この神社は1627年、砂地であった一帯を埋め立て、杜地と氏子の居住地を開いた上で創建されたそうです。 そういう由緒よりもなによりも……。 この神輿にみなさん釘付けです。 それもそのはず、この神輿に飾られた鳳凰の胸には7カラットのダイヤ、目は4カラットのダイヤ、鶏冠にはルビー2,010個(キャー!)、その他いろいろな宝石、純金が使われているのだそうです。 みなさん指をくわえて「ああいいなあ」と思っているのか、「隙あらば」と思っているのか、どうなんでしょうね。 伊能忠敬の銅像、なんてのもありました。 門前仲町の住民であった伊能忠敬は、55歳のときにこの土地から測量旅行に出たといわれています。 伊能忠敬の偉業にあやかって、現在では「平成の伊能忠敬・ニッポンを歩こう・21世紀のウォーキング」なんてイベントも行われているそうです。 そう、いわばこの神社、そして門前仲町は「ウォーキングの聖地」でもあるのですね。 神社を出て、永代通りというところをとことこ歩いていたら、こんなおせんべいが。 いや、それまでにもたくさんのおせんべい屋さんを見かけてきたのですが、いやいや、最初からおせんべいに惹かれていてはいかんいかん、と頑なに心を閉ざして歩いていたのです。 しかし、ここでノックダウン。揚げせんを購入しましたが、なかなかおいしかったです。 下町とか古くからある街とかには、必ず老舗のおせんべい屋さんがあるのですね。まあ、おせんべい屋さん探しも、このウォーキングの大きな目標ですから……(えっ、そうだっけ)。 こんなレトロな感じの一杯飲み屋がありました。まだ昼間だというのに、もうお客さんで賑わっています。思わずふらふらふら〜と中に吸い込まれそうになりましたが、いかんいかん、と気持ちを引き締めて通り過ぎました。 でもこのお店はチェーン店で、結構いろいろなところにあるそうですね。 ずっと通りを歩いていくと、隅田川が流れていて、川沿いに下りるスペースがあります。よくテレビドラマとかで使われるスポットですね。川沿いをウォーキングしたり、ジョギングしたりする人たちの姿がたくさん見かけられます。 そしてバックにはこんな大きなマンション群。んー。私はこういうところには、住みたくないです(住んでいる方、ごめんなさい)。 茅場町を抜けて(小さな証券会社が乱立している街、といった印象)、センスのいい食器屋さんをひやかして、こんな看板を見て「ああすでにここは日本橋」ということに気がつきました。 まだ一度も入ったことがない店ですが、コンビニの弁当で味は知ったつもりになっています(笑)。 日本橋といったら、私の場合は三越でも高島屋でもなく、「丸善」です。 現在は建物が改築中ですが、工事現場に、昔の日本橋の写真が飾られてあったので写真に収めてきました。 これは昭和32年当時の日本橋。奥にあるMの字が丸善の略でしょう。都電も走っていて「三丁目の夕日」の世界です。 これは昭和45年。だいぶ車が多くなっていますが、まだ都電は走っているようです。 タクシーの車種に、時代を感じさせます。 東京駅を右に眺めながら、さらにずんずん歩いていくと、京橋あたりでこんな場所を発見。入場料無料 ということで、ちょっと覗いてみました。 ま、あまり大きな展示場ではありませんので、それほどダイナミックな展示物はありませんでしたが、白バイというのは、以前は赤バイだったという事実を知りました。へぇぇぇぇぇぇぇぇ。50へぇ、です。 銀座にたどり着きました。休日はこのように歩行者天国です。さて、いまから私も銀ブラどぅえっす。じゃ。 今回は、ただ一直線をずっと歩いただけでしたので、迷子になることもなく、そして見落とした「よい物件」もたくさんあるのではとも思われましたが、伊能忠敬像を見ただけでよし、ということにいたしませう。 なんたって「元祖・ウォーカー」ですからね。 えっ、松尾芭蕉が元祖だって? いや、あの人は忍者だから、歩いていないと思います(ホンマかいな)。
by kenkoyochy
| 2006-06-19 13:41
| ウォーキング
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